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2011年度

「演習I, II」の履修にあたって 「演習I, II」募集要項より(10月14日)

オープンキャンパス2011 経済学部説明会 学部長挨拶より(8月6日)

学部指導懇談会 学部長挨拶より(4月8日)

 

「演習I, II」の履修にあたって 「演習I, II」募集要項より

「演習I, II」の履修にあたって

「演習I, II」募集要項より

2011年10月14日

経済学部長 齋藤参郎

 

 すべての皆さんが、演習を履修され、ゼミナール活動に積極的に参加し、卒業時に、大学に入学してから自分自身が大きく自己成長できたと実感できるような大学生活を過ごせることを期待しています。現在、演習を履修している人は、経済学科で86%、産業経済学科で81%となっていますが、できるかぎりこれを100%に近づけたいと思っています。

 

 なぜゼミナール活動への積極的な参加をすすめるのか、大学教育の本質にかかわることですので、私の考えを述べておきます。

 

 経済学部の教育理念は、学術振興による教育・世界への貢献という大学の使命のもと、経済学および関連諸科学における活発な基礎的・先進的な研究活動を行うことを通して、質の高い大学教育の場を提供し、結果として優れた人材の育成に結びつける、という考えです。いわば、「学問の方法」を学ぶことに力点を置いた「研究重視」の学部教育ということです。

 

 皆さんは、「ええー、学問の方法?それがどうして優秀な経済人・産業人の育成にむすびつくの?」と、疑問をもつことでしょう。

 

 なぜ、このような学部教育の理念が必要なのか、その理由を説明しましょう。

 

 現在、大学の新卒の就職市場は大変厳しいものがあります。最近の企業風土の様変わりを示す例を述べましょう。大手電機メーカー、大手の都市銀行の例ですが、何も提案しない人、何も行動しない人、そういう人は肩たたきにあうというのです。今までは上司のいうことを唯々諾々(いいだくだく)と聞いていれば、いい社員だったかもしれません。しかし、現在は、会社に何も提案しない人、新しいことに何もチャレンジしない人、そのような人は会社を辞めていってほしい、といわれる時代になってきたのです。

 

 それは、世の中の価値観が大きく変わってきているということです。これまで日本は非常にうまくいっていた過去の経験をそのまま継承すれば、何らかの形で自分たちが生き延びてくることができました。ところが、これからの若い世代は、新しい価値を自分たち自らが生み出していかなければどうしようもない時代になりつつあります。それは日本が先進国になって、見習うモデルがなくなった段階で、これからは自分たちが何を新しく生み出していくかが問われる時代になったわけです。

 

 それでは、新しい価値を創造していく、そのような場面で、何が最も大切でしょうか?それは自分の頭で考える、自分の頭で新しいことを生み出していく、ことです。もう一つ、問題を発見し、それを解決していく能力、これが求められることになります。

 

 ややもすると、創造力とか、自分の頭で考えるとか、問題解決能力とか、そのような能力は、天賦の才能、生まれたときから与えられた天性の能力のように思うかもしれません。

 

 しかし、そうではないと私たちは考えます。

 

 それは、自分の頭で考え、問題を発見し、解決していく能力、このような能力は、様々な経験の中で自らが習得し、さらにそれを修正し、長い時間をかけて向上させていく能力である、と考えます。

 

 その際、核となるものはなんでしょうか?それは、自分が現場で、あるいは、他の人から、また、事実やデータから、そのような身近なところから、自らが学び、自分の考えを修正し、向上させていく、そのような学びの方法です。「学問の方法」というと非常に堅苦しい印象をもつかもしれませんが、日々、自分たちの周りにあるものから、自分が学び取っていく、それが広い意味での「学問の方法」だと考えてください。

 

 その意味から、私たち経済学部の教育理念は、「学びの方法」を学ぶことを基本に、皆さんが今後社会に出て常に自らが向上していくことにつながる能力、これを大学の中で身につけてほしい、というのが私たちの考えです。

 

 私はその教育理念を実現する場が「演習」であると考えています。

 

 最近、大学新卒に、学士力や、職場や地域で活躍するために必要な、考え抜く力や行動力、チームで働く力などの社会人基礎力が求められていますが、いずれも、座学中心の体系的な知識の理解から、知識を現場で効果的に適用する能力にかかわるものであり、積極的なゼミ活動で大いに育まれる能力だと考えます。

 

 実際、ゼミには、仲間との対話、討論があり、仲間の意見に耳を傾け、自分の主張を分かりやすく伝え、理解してもらう必要が生じます。また、仲間に働きかけ、巻き込んで、チームをつくり、現場に足を運ぶプロジェクト研究もできるでしょうし、書物をとおして先人の考えを理解するのみではなく、新しい価値創出にむけた問題発見や思考の枠組みの再構築など、仲間と考え抜くこともできるでしょう。

 

 現代社会が抱える課題や現場での問題、また、他者の研究の流れや文脈の中に、自分の考えを位置づけ、新たな問題発見と問題解決につなげていくこと、これが「学問の方法」と私が考えているものです。

 

 この意味からすると、課題解決を迫られる、日々の職場での仕事の進め方と大きな違いはないといえます。ただ、その論拠の示し方や議論の方法が異なるだけだと考えています。

 

 大きな違いは、経験と勘に頼るのではなく、これらに含まれるノウハウや知恵(暗黙知)を、証拠となる事実を論拠として提示しながら、明示的な知として形式化していこうとするところにあるといえるでしょう。

 

 しかし、この違いも科学の進展や社会の発展につれ狭まってくると思います。

 

 以上、「学問の方法」を学ぶことに力点を置いた学部教育という経済学部の教育理念の実現にとって「演習」の履修が不可欠であることを述べてきました。

 

 ぜひ、すべての皆さんが演習を履修されることを期待しています。

 

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オープンキャンパス2011 経済学部説明会 学部長挨拶より

オープンキャンパス2011

経済学部説明会

学部長挨拶より

2011年8月6日

831教室

経済学部長 齋藤参郎

 

 おはようございます。私が経済学部長の斎藤です。私からは、経済学部がどんな教育を考えているか、そのことについて、概要をお話しします。それ以外の個別の相談や模擬講義は皆さんが持っているプログラムの中にありますように、A棟の6階や、この8号館の826教室で行いますので、そちらに参加するようにしてください。

 

 それでは、私から経済学部の教育理念のことについて少しお話ししたいと思います。

 

 大学は当然、学術の振興による社会への貢献ということが主になってきますが、経済学部の研究教育の理念も学術の振興による世界への貢献をその一つに挙げています。

 

 経済学部の教育理念というのは、経済学部は、経済学部に関わるすべての学生、教員、スタッフが切磋琢磨しながら、研究に邁進する、そのような場に学生諸君が参加することによって、質の高い教育環境を提供しようという考え方です。一言でいえば、研究重視の学部教育ということです。他の言葉でいえば、「学問の方法」を学ぶことに力点を置いた学部教育ということにもなります。

 

 どうして、このような学部教育の理念が必要なのか、その理由をいくつかの例で説明しましょう。今、日本の大手電機メーカーでは、今後、20〜30年間、自分たちの社員を食べさせていく種がないということで相当な危機意識を持っている、と聞きます。それは、過去には、3C(カラーテレビ、クーラー、カー)といわれるような売れる商品がいろいろとありました。しかし、現在は、今後の20〜30年間、社員を食べさせていく技術の種がない。そのために、そのような種を探そうと相当な模索をしています。

 

 もう一つの例です。これも大手電機メーカー、それから、大手の都市銀行の例です。両者とも、会社の組織風土が様変わりしている、とのことです。それはどういう意味で様変わりしているのかというと、何も提案しない人、何も行動しない人、そういう人は肩たたきにあうというのです。今までは上司のいうことを唯々諾々(いいだくだく)と聞いていれば、いい社員だったかもしれません。しかし、現在は、会社に何も提案しない人、新しいことに何もチャレンジしない人、そのような人は会社を辞めていってほしい、このようにいわれる時代になってきたのです。それは、価値が大きく変わってきているということです。

 

 どのような意味からそのようなことが言えるのか、といえば、これまでは、日本は非常にうまくいっていた過去の経験をそのまま継承すれば、何らかの形で自分たちが生き延びてくることができました。ところが、君たち若い世代の人たちは、新しい価値というものを自分たち自らが生み出していかなければどうしようもない時代になりつつあります。それは日本が先進国になって、見習うモデルがなくなった段階で、これからは自分たちが何を新しく生み出していくかが問われる時代になったわけです。

 

 ただ、これまでの日本の経験をそのまま他のところに移植してうまくいきそうなところもあります。それはどういうところかというと、VITAMINといわれるような東アジアの発展途上国、インドネシア、それから、ベトナム、そういったところでは、まだ日本の何十年前のしくみを導入することでも、生き延びていくことができるかもしれません。

 

 しかし、何といってもこれからは新しい価値を生み出していくことが重要なのです。

 

 では、新しい価値を創造していく、そのような場面において、何が最も大切でしょうか?それは自分の頭で考える、自分の頭で、新しいことを生み出していく、ということです。もう一つ、問題を発見し、それを解決していく能力、こういったものが求められることになります。

 

 ややもすると、君たち高校までの教育の経験では、創造力とか、自分の頭で考えるとか、問題解決能力とか、そのような能力は、天賦の才能のように思ってしまうかもしれません。つまり、それは生まれたときから与えられた天性の能力というように思ってしまうかもしれません。

 

 しかし、そうではないと私たちは考えます。

 

 それは、自分の頭で考える、問題を発見し、問題を解決していく能力、このような能力は、様々な経験の中で自らが習得し、さらにそれを修正し、長い時間をかけて向上させていく能力である、と考えます。

 

 その際、核になるものは何でしょう。

 

 それは、自分が現場で、あるいは、他の人から、また、事実やデータから、そのような身近なところから、自らが学び、自分の考えを修正し、向上させていく、そのような学びの方法です。「学問の方法」というと非常に重箱の隅をつつくような印象をもつかもしれませんが、日々、君たちの周りにあるものから、自分が学び取っていく、それが広い意味での「学問の方法」だと考えてください。

 

 そういう意味で、私たち経済学部の教育理念は、「学びの方法」、これを基本において、君たちが今後社会に出て常に自らが向上していくことができるような能力、これを大学の中で身につけてほしい、というのが私たちの考えです。

 

 経済学部には、いくつかモットーがあります。その一つは、学部で学ぶすべての教員、学生が真実の前に対等な一学徒としてともに切磋琢磨する、これが一番目のモットーです。それから、自分が新しいことを創造していくためには、他の人のアイデアに敬意を表さないといけません。他者の発想に敬意を表し、自立的な動機付けと持続的な学習を実践する、これが2番目です。3番目は、他者の評価を借りるのではなく、自分の頭で考える。自分自身の評価基準、視点、そういうものを形成してほしい。そのような市民であってほしい、というものです。最後は、自分が大学で学んだことをいかに社会の中に還元していくか、こういうことに心を砕いてほしい、ということです。

 

 経済学部には、学部教育の目標があります。その一つは、入ったときと比べて4年後に君たちがこの大学を出ていくときに、自分自身が大きく成長したと自らが実感し、他の人にも自信を持っていえるような、自己成長の機会と場を経済学部は積極的に提供したいと考えています。また、データや事実に基づいた論理的な考え方の醸成、それから、問題発見、解決能力の育成などなど、このようなことを学部教育の目標にしています。

 

 高校から大学に入った時点では、一体自分はどんな夢があり、どんなことに興味を持っているのだろうか、こういうことがわからない段階だと思います。ですから、私たちは君たちが大学の4年間で本当になりたい自分、そのような自分を発見して、大きく自己成長できる機会と場を提供したいと考えています。

 

 個々の具体的な話や相談はA棟の6階、もしくは、この後予定されている模擬講義などに参加していただきたいと思います。

 

 それでは、学部長の挨拶は以上です。

 

大前研一(2011)「お金の流れが変わった!」PHP新書(III章)

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学部指導懇談会 学部長挨拶より

学部指導懇談会

学部長挨拶より

2011年4月8日 10:00−10:15

831教室

経済学部長 齋藤参郎

 

 皆さんおはようございます。私が経済学部長の斎藤です。経済学部を代表して、経済学部の学生となった新入生を大いに歓迎いたします。

 

 私からは、経済学部の教育の理念と目的について、お話ししたいと思います。皆さんは、3分冊の大部の学修ガイドとシラバスをお持ちだと思います。大部なので、読んでいないかもしれませんが、私の話は、その中の「学修ガイド」の3ページにあります。

 

 私たちの経済学部では「学問の方法を学ぶ」、難しい言い方かも知れませんが、「学びの方法を学ぶ」ことに重点においた研究重視の学部教育を教育理念としています。

 

 私たちが学部教育で何を考えているか、というと、君たちが大学生になって、これからの4年間の中で、本当に自分がどんなことをしたいのか、どんな自分になりたいのか、そのような本当の自分を発見できるようにしてほしい。そして、4年後の卒業時に、自分がこの4年間で本当に大きく成長できたと、自分にも他の人にも言えるようになってほしい。それを支援するための様々な機会と場を経済学部は君たちに最大限提供していきたい、と思っているのです。

 

 そのために一番重要なことは何かというと、自分の頭で考えるということです。どんな場面でも、君たちが大学を卒業して社会に出て、現場で問題に対処するとき、その際に重要なことは、自分の頭で考え、その「自分の考え」を自分で修正できる、ということです。それは、宗教と異なって、自分の考えが間違っている可能性があることを想定しながら自分の考えを修正・改善する機会を自分自身で探す、ということです。そのためには、自分なりの考え方やその方法を、大学で学ぶことだけに限らず、習得していくことが大切ですし、さらに、その自分なりの方法を進化させていかないといけないのです。

 

 このように自分なりの考え方を習得する、本当に自分の頭で考えるということは、どういうことなのか、をいつも念頭において、これから4年間、学んでいってほしいと、思います。

 

 しかし、このように理念だけだと非常にわかりにくい、かもしれません。

 

 具体例を述べましょう。自分の頭で考えるきっかけは、日々起こっている事象の中から、君たちが、まずは、いろんなことに疑問を持つことです。

 

 最近、私が疑問を持っていることを述べます。

 

 東日本大地震の大きな災害がありました。さらに、原発が来て、複合的な危機が起こっています。これらの原発に関連する報道を見ていて、マスコミが全く報道しないので、次のような疑問がわいてきました。

 

 一体、原発の危険というのはどの程度の大きさなのか。つまり、原子炉を冷やそうとしていますが、一体、原子炉全体で、どの程度の大きさの発熱量があり、これを冷やさなければならないのかです。

 

 そこで、私は物理学者ではないので、ウィキペディアを調べてみました。これは、君たちもインターネットで、すぐ調べられますね。質量はエネルギーである、とアインシュタインがいっています。E=mc2の公式です。どういうことかというと質量×光速度の二乗のエネルギーを質量mは持っているということです。

 

 そこで、ウィキペディアです。ウランの核分裂を調べました。

 

 原発の原料であるウラン235(235U)に、中性子(n)をあてると、ウラン235が崩壊し、イットリウム(95Y)とヨウ素(139I)、そして2個の中性子(2n)に分裂します。(U235+n−>Y95 +I139+2n)ウラン235は、崩壊するとき、質量の減少、質量欠損が起こります。この質量が減少するときに出すエネルギー、それが、原子力発電が利用するエネルギーです。中性子をあてることで、ウラン235の原子1個が崩壊して出すエネルギーは、3.2×10のマイナス11乗(3.2×10-11J(ジュール))のオーダーです。

 

 それで1グラムのウランに何個のウラン235が入っているかいうと、2.56×10の21乗(2.56×1021)個含まれています。そうすると1グラムのウラン235が本当に全部分裂したらどれだけのエネルギーがあるだろうか思って、計算してみました。8.192×1010Jで、熱に換算すると、約200トンの水を、100度、温度を上げるエネルギーをもっていることがわかりました。1回の自衛隊のヘリからの数トンの放水では、どうしようもありません。

 

 燃料棒には、約3%から5%の割合で、ウラン235が入っているとのことです。したがって、ウラン235の1gは、核燃料棒20gに相当します。プルサーマルのMOX燃料では、ウラン235の混入率が、70%から80%ともなるといわれていますので、プルサーマルの3号機は、燃料棒がもっと少量でもこのくらいのエネルギーを発することになります。

 

 全く報道されないので、わかりませんが、原子炉内、そして、格納容器内に一体いくらの核燃料があるのか、そして、それをウラン235に換算すると何g、何kg、あるいは、何tになるのか、疑問です。燃料がどれだけあるのかによって、原発が最大どれだけの熱を発する危険があり、これを、時間をかけて、継続して、冷却し、抑えていかなければならないことが初めてわかるはずだからです。

 

 制御棒です。制御棒は、核分裂で生ずる中性子を吸収する役割をもっています。ウラン235に中性子1個をあてると、2個の中性子が出ます、その中性子がまた、ウラン235にあたることで、次々とウラン235の核分裂の連鎖が起こります。これを制御棒は、中性子を吸収することで、制御しているわけです。

 

 以上が、私が最近もった疑問です。

 

 何でもいいです。君たちもいろいろな疑問を持ち、そして、大学生になった早い時点で自分がどんなものに興味をもっているのかを発見してほしいと思います。

 

 私たちの学部には教育の行動指針、モットーがあります。

 

 一つ目は、教員も学生も真理の前に対等な一学徒として、ともに切磋琢磨して学ぶ。

 

 二番目は、これから学ぶということには他者の考え方を理解するということもあるかも知れませんが、いずれは自分がどんなことを社会に提案していくのかが問われることになります。そのとき、他者の考えに敬意を払わなければ、他の人が自分に新しいことを伝えてくれるはずがありません。そこで、他者の発想に敬意を払い、自立的な動機付けと問題発見に関わり、持続的な学習を実践することをモットーとしています。

 

 三番目は、自分の考えを持つということは、他人の意見に自分の評価を委ねずに、自分自身の評価基準をもつということですので、自分自身の評価基準を形成できるようなってほしい、ということです。

 

 四番目は、4年間学んできたことを、自分自身の頭に中に閉まっておくだけではなく、学んだことを社会の中で、どのように活かしていくか、そういうことを常に念頭において行動するということです。

 

 これら四つが経済学部の行動指針です。

 

 君たちも、この行動指針にしたがって、これから4年間、有意義な時間をすごしてほしいと思います。

 

 以上で私の歓迎のあいさつといたします。

 

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