福岡大学都市空間情報行動研究所(FQBIC)

福岡大学都市空間情報行動研究所概要

名称

日本語表記
福岡大学 産学官連携研究機関 都市空間情報行動研究所 (略称:都市研)
英語表記
Fukuoka University Institute of Quantitative Behavioral Informatics for City and Space Economy (略称:FQBIC)

学術フロンティア推進事業

福岡大学都市空間情報行動研究所(FQBIC)は、文部科学省学術フロンティア推進事業の拠点の1つとして、2000年10月に設立された、福岡大学では初の文科系の研究所です。「社会との連携のもとに、都市と空間における情報と人間行動の相互作用に関する理論的研究、および、その成果に連動した社会的技術開発を行い、魅力ある都市空間の形成と新しい産業の創出に寄与する」ことに、研究所の目標をおき、その実現に向け、様々な研究活動を行っております。

第1期(2000年〜2003年)

都心商業システムの国際比較研究

これは、福岡大学がこれまで福岡市などでおこなってきた消費者の回遊行動の調査手法や考え方を世界に広げようというもので、中国・上海の同済大、韓国・釜山大学、ヨーロッパ小売サービス研究所、上海都市総合交通研究所、東京工業大学、慶応義塾大学の研究者らと共同で、東アジアの諸都市(上海、台北、釜山)に回遊行動調査を実施しました。

「知的パーソナルナビゲーションシステムの開発と展開」プロジェクト

これは、地元企業と開発コンソーシアムを組んで、回遊行動研究で得られた街の構造と消費者の流れの関係などのデータを活用し、携帯型の端末を通じて、道順などの交通情報、個人の趣味や目的に合わせ、街の楽しい歩き方、上手な歩き方などのプランを提供しようというものです。

第2期(2004年〜2007年)

本研究所の第1期の研究活動に対して、文部科学省より高い評価を得ることができました。そして、さらにこの2つの研究プロジェクトを発展させるため、新たな研究活動計画を文部科学省に提出したところ、文部科学省から認められ、3ヶ年の継続が決定しました。

FQBICの第2期では、第1期の2つのプロジェクトと実行しました。

東アジア巨大都市における消費者行動の国際比較および都市政策研究

これは、急激に変化する東アジアの巨大都市の商業環境を踏まえ、これまでの消費者行動調査を、定点観測として、継続して実施し、消費者行動の適応と商業環境の変化予測を行っていくことです。

ハイパーテキストシティ社会実験研究

これは、第1期の研究プロジェクトの構想を、社会実験によって,社会技術化し,産業化していく可能性を探ることです。このプロジェクトで、本研究所が開発した「回遊パターンの一致推定法」が特許になったこと,知的パーソナルナビゲーションの知的機能の実現に実現に向けた第1歩として、回遊行動における行動ルールの抽出やベイジアンネットによる回遊行動の確率的因果推論モデルの提案ができるようになりました。

その他

研究所では、発足以来、論文の公刊は当然のこととして、次のような視点に重点をおいて、活動を行ってきました。

  1. 大学院後期課程やポストドクターの学位取得を推進すること。
  2. ビジネスモデル特許などを通し、研究成果の社会的技術化や産業化をはかること。
  3. 学部教育・大学院教育との融合をはかること、
  4. 研究所の活動を広く知ってもらうため、積極的に学会で発表していくこと。
  5. 講演や研究会開催など、地域に研究成果を公表し、地域との連携を深めること。
  6. 海外との研究ネットワークを確立すること。
  7. 学会開催など学会活動に積極的に関与すること。
  8. 産業界との共同研究を通し、産学連携を積極的に推し進めること、などです。

福岡大学の常設研究所

FQBICは、2008年4月より、皆様のおかげをもちまして、福岡大学の常設研究所として認められ、継続することになりました。今後もさらなる都市研究の発展に注力してまいります。これからも、皆様のご支援をお願いいたします。


Designated in 2000 by the Ministry of Education as one of the country's Academic Frontier Promotion Centers, the Fukuoka University Institute of Quantitative Behavioral Informatics for City and Space Economy (FQBIC) aims to contribute to the designing of attractive urban spaces by conducting research on the theoretical aspects of interactions between information and people in city space and developing new mobile information technologies based on the results of this research.

Two projects are currently under way at FQBIC. One is an international comparative study in collaboration with overseas researchers who apply the FQBIC's own methods in conducting surveys on consumer behavior in the downtown areas of Shanghai, Pusan, Taipei and other cities in East Asia. The other project, implemented through a consortium with several local companies, is the development of an intelligent personal navigation system designed to help users navigate through the city according to their purpose and preference by means of geographical and other information they receive through their mobile terminals.