福岡大学都市空間情報行動研究所(FQBIC)

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2011年2月27日(日)の毎日新聞朝刊第1面、西日本新聞朝刊第1面に、FQBICの「JR博多シティ開業で天神・博多の人の流れはどう変わるか?」の研究成果が掲載されました。

2011年2月27日(日)の毎日新聞朝刊第1面および第28面、また、同日の西日本新聞朝刊第1面に、FQBICの「JR博多シティ開業で天神・博多の人の流れはどう変わるか?」の研究成果が大きく掲載されました。

2011年3月3日にJR博多シティ(新博多駅ビル)が開業します。JR博多シティは、延べ床面積で20ha、売場面積では約10万m2あり、新たに巨大な商業施設が博多地区に出現することになります。このJR博多シティの出現によって、天神・博多間の人の動き、商業販売額などの商業地図がどのように変化するのか、大変、興味があるところです。

本研究は、FQBICと産業経済学科フィールド研究が連携して、昨年、6月に実施した福岡都心部回遊行動調査の調査データを活用し、FQBICの固有の統計的方法である来街地ベース回遊パターンの一致推定法や来街地ベース入込者数予測ポアソン回帰モデルを駆使し、福岡都心部への入込来街者数がJR博多シティ開業によってどのように増加し、天神・博多間の回遊がどのように変化するかを実際の人数ベースで予測したものです。その結果、買物、レジャー、食事で、博多地区への来訪する人の数が、1日当たり5万人増加するのに対し、天神では、1万4千人に減、また、販売額でも、博多が年間860億円の増に対し、天神は640億円の減、約12%の減収になるなど、大きな影響があると予測しています。