福岡大学都市空間情報行動研究所(FQBIC)

研究所スタッフ

所長

斎藤参郎(齋藤参郎)

プロフィール

斎藤参郎(齋藤参郎)所長1948年6月12日神奈川県生まれ。

東京工業大学大学院社会工学専攻で都市計画を研究。東京工業大学助手を2年、佐賀大学経済学部に5年の勤務を経て、1984年に福岡大学教授に着任。エントロピーや統計的推計に係わる数理計画のアルゴリズムに関する理論的研究で博士(工学)。

2000年福岡大学都市空間情報行動研究所所長に就任。現在に至る。

2010年4月より東京大学客員教授に就任(2011年3月まで)。

研究活動内容

回遊性にすぐれた都心空間の創出に資するため、福岡の都心部を中心に、消費者の回遊行動調査を継続して実施してきました。

これらの調査にもとづいて、回遊性にすぐれたまちづくりを提言するとともに、福岡都心部の大規模商業再開発によって、人の流れからみた天神の重心が105m南下したこと、また、都心100円バスの経済効果が109億円であること、などの研究成果を、マスコミを通じて、市民に公表してきました。これらの活動が認められ、文部科学省から学術フロンティア推進事業の拠点に選定され、福岡大学都市空間情報行動研究所(FQBIC)を設立し、所長に就任しました。

これまで、FQBICを拠点に、消費者回遊行動調査を海外にひろめるため、上海、北京、ソウル、台北、バンコク、ハノイ、ホーチミンなどの東アジアの大都市で消費者回遊行動調査を実施してきました。また、携帯電話を活用し、来街者に的確な情報を必要とされる時点で提供し、行動提案を行うとともに来訪者の現場での意思決定を支援する、モバイルインタネット時代におけるICT技術を活用したハイパーテキストシティ構想を提唱し、その構想の実現にむけて精力的に活動をしています。

さらに、最近では、都市エクイティの概念を提案し、まちづくりの目的を、来訪者の心の中に醸成される都市の魅力資産価値の最大化、すなわち、都市エクイティの最大化と捉え直し、回遊行動研究にもとづいた消費者志向のまちづくりを提唱し、鹿児島、熊本、北九州、太宰府などのまちづくり支援を実践しています。

専門分野

都市計画、地域経済、社会工学、消費者行動分析、まちづくりマーケティング、データマイニング、発見政策科学

学歴

1977年3月東京工業大学大学院理工学研究科社会工学専攻博士課程修了
1994年6月博士(工学) 東京工業大学 (工第2217号)

職歴

1977年5月〜1979年3月東京工業大学工学部社会工学科助手
1979年4月〜1984年3月佐賀大学経済学部管理科学科助教授
1984年4月〜福岡大学経済学部教授
1989年12月〜1991年11月福岡大学経済学部長
1994年9月〜1995年8月ペンシルバニア大学客員研究員
1999年12月〜2001年11月福岡大学大学院経済学研究科研究科長
2000年10月〜福岡大学都市空間情報行動研究所長
2005年12月〜2009年11月福岡大学経済学部長
2009年12月〜福岡大学大学院経済学研究科研究科長
2009年12月〜2011年4月福岡大学先端経済研究センター長(経済学部付属)
2010年4月〜2011年3月東京大学客員教授(空間情報科学研究センター(CSIS))
2011年4月〜2011年11月福岡大学経済学部長

学会活動

学位論文

受賞

著書

研究業績

リンク