福岡大学都市空間情報行動研究所(FQBIC)

講演

2010年7月17日に、東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)シンポジウムにおいて、斎藤参郎所長が講演を行い、パネルディスカッションに参加しました。

2010年7月17日(土)に、東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)シンポジウム2010において、斎藤参郎所長が、「「地域マーケティング学」から見たデジタル実験フィールド」と題する講演を行い、パネルディスカッションに参加しました。

東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)は、次期6年間の主要研究テーマを「「デジタル実験フィールド」の整備・普及・体系化」に置き、これを共同研究基盤として整備し、全国の研究者に提供することで、関連学術分野の革新的発展に貢献することを目指しています。

「デジタル実験フィールド」によるリアルタイム空間情報科学研究の発展」と題する本シンポジウムは、さまざまな学術分野の研究者から、「デジタル実験フィールド」の背景・意義・定義・可能性についての考え方を聞き、今後の「デジタル実験フィールド」の展開の方向性を探る目的で開催されました。

斎藤参郎所長は、「「地域マーケティング」から見たデジタル実験フィールド」というポジショントークを行いました。講演では、まず、「地域マーケティング」から見たデジタル実験フィールドを、まちに来訪する消費者の行動履歴を体系的に収集し、その行動文法を解明すると同時に、的確な情報をリアルタイムにフィードバックし、現場での消費者の意思決定を効果的に支援することで、来訪者がまちへの来訪価値をそれぞれ最大化できるような空間情報環境を目指したデジタル実験フィールドと捉え、これが実現すれば、大都市、中小都市の都心部活性化問題などの解決に革新的な進展が期待できる、と論点を結論的に要約しました。

何故、そのような期待が出てくるのか、現状の課題に関連付け、とくに、人の流れを正確にリアルタイムに測る課題、様々なデジタル情報を目的に沿って、シームレスに統合する情報統合の課題、まちを一つの事業体としてみたときの異なったサービスのシームレスな統合の課題、まちづくり政策の費用対効果を来訪者の来訪価値の観点から評価できる政策評価の深化、精緻化の課題を取り上げ、既存の研究事例を取り上げながら、議論しました。

パネルディスカッションでは、学術分野の研究者から、それぞれの観点から「デジタル実験フィールド」の可能性・実現性・期待を総合討論を行いました。斎藤参郎所長は、すでに多くのディジタルデータが大量に集まっているというが、いわば、これらは、選挙での政党支持率のように、「結果」のデータであり、現象の理解を深めるためには、それに原因のデータが、紐付けられていなけれならない。つまり、ディジタルデータをベースにモデル化するためには何らかの形で、原因と結果が結びつけられる仕組みが必要であり、その点で、「実験」という言葉がキーとなるのではないかと述べました。

シンポジウムの模様は当日Ustreamでライブ中継されました。(現在も録画でご らんいただくことができます。)

日時・場所

講演

斎藤参郎所長「「地域マーケティング学」からみたデジタル実験フィールドとは」

Photograph

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